「毎月の保険料、高いなぁ…」「もっと安くできないの?」
車を持っていると、毎年必ずかかってくるのが自動車保険の保険料。しかし、実は多くの人が「不要な補償」や「割高な契約」によって、本来より高い保険料を払い続けているというのが現実です。
私は元ディーラーの営業マンとして、そして今はファイナンシャルプランナーの視点から、お客様や友人から数多くの相談に乗ってきました。
この記事では、「自動車保険をどう見直せば、家計の負担を軽くできるのか?」について、初心者にもわかりやすく解説していきます。
なぜ見直しが必要なのか?
まず前提として、自動車保険は「更新時に見直さなければ損をする」仕組みになっています。
以下のような人は特に見直す価値があります:
- 契約時から3年以上見直していない
- 車を買い替えた
- 家族構成が変わった(結婚・子どもの成長など)
- 走行距離や使用頻度が変わった
これらの条件に当てはまると、保険料を月1,000〜3,000円以上削減できる可能性もあります。
見直しのポイント①:補償内容をチェック
まず確認すべきなのは「本当に必要な補償内容か?」という点です。
たとえば:
- 車両保険:新車で購入した場合は必要ですが、クルマの年式が古くなると車両価値が下がり、不要になるケースも。
- 人身傷害補償:医療保険や生命保険に加入していれば、補償が重複する場合があります。
- 弁護士費用特約:年1,000円前後で安心を買えるため、必要最低限としておすすめですが、重複に注意。
無駄な補償を省くこと=保険料の節約につながります。
見直しのポイント②:ネット型保険の活用
代理店型(店舗で契約)の自動車保険に比べて、ネット型保険は年間2〜3万円安くなることもあります。
理由は単純で、営業コストや人件費が抑えられているからです。
おすすめのネット型保険は以下の通り:
- SBI損保
- ソニー損保
- イーデザイン損保
複数社を一括で見積もりできるサービスを使うと、最適な保険が一目瞭然になります。
見直しのポイント③:等級と事故歴を把握
自動車保険には「等級制度」があり、無事故で年数を重ねるほど保険料が割引されます。
逆に事故を起こすと「等級が下がる=保険料がアップ」するので、事故後の保険の選び方も重要です。
事故歴がある方は、事故あり等級に対応した保険会社を選ぶことで、無駄な出費を避けられます。
等級に応じた保険料シミュレーションができるサービスもおすすめです。
見直しのタイミングは「更新2ヶ月前から」がおすすめ
保険の更新通知は、満期の1ヶ月ほど前に届きます。
この時点で乗り換えする保険会社に目星をつけておけば、時間に余裕を持って各社を比較できます。
注意点としては、「等級の引き継ぎ」ができるかどうか。現在の保険会社から新しい保険会社に変更する場合、満期日までに切り替え手続きをする必要があります。
焦って契約すると損をすることもあるので、2ヶ月前からの準備がベストです。
見直しで家計はここまで変わる!
実際、筆者が保険を見直したときの例です:
- 見直し前:年間保険料 65,000円(代理店型)
- 見直し後:年間保険料 42,000円(ネット型+補償整理)
年間23,000円の節約=月々1,900円の固定費削減になりました。
浮いたお金でガソリン代や点検費用に回すこともできますし、家計に余裕が生まれます。
まとめ:賢く見直して、無駄な出費を減らそう
自動車保険は「見直さなければ高いまま」です。
以下の3つをチェックすれば、大きな節約につながります:
- 補償内容がライフスタイルに合っているか
- ネット型に変えることで費用削減できるか
- 等級や事故歴に合った保険を選んでいるか
まずは、自分に合った保険を比較してみるところから始めましょう。
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