夏休みは車のトラブルが増える!原因と対策は?

車にまつわるお話

もうそろそろ夏休み。
マイカーを使って帰省したり旅行に行く!
という人も多いのではないでしょうか。

ここ数年は猛暑に見舞われることも多い夏休みは”車のトラブル”の発生が非常に多い時期でもあります。

普段車に乗らない人が多かったりもするので、意外な部分で足止めをくらったりするもの。

そこで今回は、”夏休みに起こりがちなトラブル”をご紹介し、その対策法をわかりやすくご説明します!

夏休みによく起こる車のトラブルって?

それでは、夏休みに起きる車のトラブルを確認していきましょう。

車のトラブルといえばJAFが一番真っ先に思い浮かぶでしょう。

JAFによると、以下のトラブルが多いようです。
今回は、一般道と高速道路で2022年度に起きたトラブルランキングトップ5をご紹介します。
JAFの2022年度のトラブルランキングはこちらから見られます

2022年の夏休みに救援依頼が多かったトップ5(一般道編)

まずはじめに一般道でのトラブルトップ5です。
集計期間は、お盆休み期間です。

  1. 過放電バッテリー
  2. タイヤのパンク、バースト、エア圧不足
  3. 破損/劣化バッテリー
  4. 落輪・落込
  5. キー閉じ込み

バッテリーのトラブルやタイヤのトラブルが1.2フィニッシュですね。
キー閉じ込みや落輪といったトラブルもランクインしていますが、慣れない運転をしていてトラブルになるということが想像できますね。

2022年の夏休みに救援依頼が多かったトップ5(高速道路編)

次に高速道路におけるトラブルトップ5です。
こちらも同様に集計期間は、お盆休み期間です。

  1. タイヤのパンク、バースト、エア圧不足
  2. 燃料切れ
  3. 事故
  4. 過放電バッテリー
  5. 発電機/充電回路

一般道と比較をすると内容が若干変わっていることがわかりますね。
ですが「タイヤのトラブル」がやはり上位に来ています。
燃料切れや事故という部分が、いかにも高速道路での救援依頼という風に感じます。

内容別・車のトラブルを未然に防ぐ方法3選

夏休みのトラブルでのJAF救援依頼がどのような物か分かったと思います。

それでは、この中からありがちな3つのトラブルの原因を分析するとともにその対策法をご紹介しますね。

バッテリー上がり(過放電バッテリー)

最初はバッテリー上がりに関するトラブルです。

エアコンで電気を多く使う夏と冬は救援依頼が非常に多いトラブルです。
ディーラー時代にもお客様から「バッテリーが上がったから助けて」といったような電話が多かったです。

バッテリー関連のトラブルの原因

それでは、バッテリートラブルの原因を考えてみましょう。

考えられる原因は

  • バッテリーそのものの劣化
  • 電装品が電力を消費している
  • バッテリーが充電されないような走り方をしている

です。

最近の車は、カーナビやエアコンやパワーウィンドウといった快適装備が数多く装着されています。
そのため電気の消費が多くなる傾向にあります。

さらに言うのであれば、チョイ乗りをする方が多くなっているため「電力消費>バッテリーの充電」となっていることも原因となっていることも予測できますね。

バッテリー関連トラブルを防ぐための対策

それでは、どうすればバッテリーに関するトラブルを防げるのでしょうか。
その対策法をお教えします。

  • バッテリーは定期的に点検する
  • バッテリーの寿命は3年程度なので、3年を目安に交換
  • 長時間・長距離ドライブを心がける

これだけで夏のトラブルを防げます。

基本的に
「バッテリーはスタンド等で点検してもらい、乗っていなくても3年に1回は交換する。さらにバッテリーを長持ちさせるように長時間乗るようにする」
を実践すればトラブルを未然に防げるでしょう。

最近のバッテリーは下の図のように「高い性能を維持し続けるが急激な劣化をする」傾向にあります。


(青線が昔のバッテリー、赤線が現代のバッテリーの性能をイメージしたグラフです)

つい5分前まで元気に走っていたのにコンビニから出てきたらエンジンがかからない
ということも普通に起こり得ることですので気をつけてくださいね。

タイヤのトラブル(タイヤのパンク、バースト、エア圧不足)

次はタイヤ関連のトラブルです。
最近になって急激に増えたと言われています。

タイヤ関連のトラブルの原因

それではタイヤのトラブルの原因を徹底追及してみましょう。

  • 空気圧不足
  • タイヤの劣化

これに尽きます。

これに関する主因は
「セルフスタンドの増加によるタイヤ点検回数の圧倒的な減少」
です。

一昔前は「フルサービス」と呼ばれる店員さんがガソリンを入れてくれるスタンドが大半でした。
その際にサービスとして「空気圧点検」があり、タイヤの空気をよく見てくれたりしました。

ですが最近は自身で給油するスタイルの「セルフ式」が増えたことにより、タイヤの空気圧点検をしなくなる傾向になってきました。

その結果、空気圧の低下やゴム製品であるタイヤそのものの劣化にも気づかないことによるタイヤのトラブルが急増したのです。

さらに燃費のいい車が増えてきたことでガソリンスタンドそのものに行かなくなってしまったことも挙げられますね。

タイヤ関連トラブルを防ぐための対策

それでは、タイヤ関連のトラブルに見舞われないためにそうすればいいのかを解説しますね。

それは

  • 1ヶ月に1回は空気圧点検をする
  • タイヤの残り溝やひび割れをチェックする

です。

何よりも大事なのは「空気圧点検」です。
空気圧が低すぎるとバースト(破裂)の恐れもさることながら、燃費の低下という弊害も出てきます。

また、タイヤはゴムなので紫外線に触れたりすると劣化をします。
タイヤ側面からひび割れが始まり、末期症状として接地面までもがひび割れをします。

こうなってしまうと熱い路面を走ることでバーストの危険性が非常に高まります

保管状況にもよりますが、タイヤの寿命は3年~4年程度です。
雨ざらしの場合だと寿命が短くなったりするので、よーく気をつけて見てくださいね。

燃料切れ

最後は「燃料切れ」です。
高速道路で渋滞にはまっているときでもエンジンは動いています。
エアコンもついていると更に燃料の消費も多くなりますね。

燃料トラブルの原因と対策

燃料関連のトラブル(主に燃料切れ)の対策は「こまめな給油」に尽きます。

いつ大渋滞に巻き込まれるかわかりませんし、ガソリンスタンドがお休みのことだってあると思います。
ですので、燃料が空になる前に給油は鉄則です。

オススメは「燃料が半分以下になったらすぐ給油」ですね。

長距離ドライブ中にトラブルが発生したらどうする??

旅行や帰省などのドライブ中にこれらのトラブルが起こってしまう、ということはゼロではありませんよね。
いくら点検していたとしても、人間と同じで車も調子が急に悪くなることだってあるので仕方がありません。

そうなった場合は、ロードサービスに頼るというのが最も正解です。
皆さんも任意保険に加入していると思いますが、こちらにロードサービスの特約がついているのであれば活用するのも一つの方法。

これに加えて、この記事でも紹介しているJAFに加入しておくととても安心です。
入会金2,000円、年会費4,000がかかりますが、会員になってさえいれば前段でご紹介したトラブルの基本的な対処費用が無料で利用可能。
事前に加入しておけばその恩恵が受けられるので安心です。

さらに、JAFは会員向けサービスも充実しており、会員証を対象店舗で見せるだけで割引をはじめとした優待を受けることができます

私自身も10年以上JAF会員ですが、この優待サービスをフル活用しています。使いこなすことができれば年会費分はお得に使うことができますので実質ゼロ円でJAFの安心感を得られるのです。

2023年8月31日まで入会キャンペーンを行なっていて、お得になるチャンス!

まだ会員じゃないよ、という方、この機会に入会されてはいかがでしょうか・・・??

まとめ

夏休みはワクワクするものですが、その道中や帰り道でトラブってしまってはせっかくの思い出が台無しになってしまいます。

ここでお伝えしたいことは
「しっかりと日常点検をする」
ということです。

これらの道具を使えば自分でもカンタンに点検することができますよ!

   

自分で対策できることはしっかりと対策して、楽しい夏休みを過ごしましょうね!

コメント